これから復職を控えている方々へ
私は、適応障害で半年の休職を経験し、復職しました。復職前には産業医面談があり、そこで復職日などの復職条件を決めていくような流れでした。
これから復職を控えた方で、産業医面談で何を聞かれるのかわからず不安になっている方もいるでしょう。今回は私の体験談をご紹介します。復職を控える方に向けて、少しでも参考になればと思います。
産業医面談の大まかな流れ
産業医面談の流れは下記のとおりです。(会社によっても異なると思いますが、あくまで体験談としてご参考にしてください。)
1.二者面談①:産業医と自分
会社内の所定の場所に集合します。その際には、上司、産業医、自分が同じ場所に集合。そこから産業医と自分が別室に移り、面談しました。上司は別室に一人待機という感じでした。
内容としては、詳細は後述しますが、病気に至るまでの経緯なんかを聞かれました。
2.二者面談②:産業医と上司
産業医との自分との面談が終了すると、産業医の方が上司が待機している部屋に移り、上司との一対一の面談をしていました。
会話内容はわかりません。おそらく最初に自分が産業医と話した内容を伝達した後、職場での配慮をどうするのか、といった点を話していたのではないかと思います。私はその間、産業医と面談していた部屋で一人で待機していました。
3.三者面談:産業医・上司・自分
最後は、産業医・上司・自分の3名が同室に集まり、面談を行いました。この時が一番緊張しましたね。
内容はこれまでの話というよりかは、復帰に向けて職場でどういった配慮をしてもらうのかを確認していくような形でした。
産業医面談で聞かれたこと
私が聞かれたことは以下の点です。これから産業医面談を受ける予定の方は、答えれるように整理しておくと良いかもしれません。
- 病気に至るまでの経緯
- 現在の症状・薬の服用状況
- 試し出勤の要否
- 復帰に至るまでに配慮が必要なこと(異動や従事する業務について)
産業医面談で感じたこと
①自分のことを会社に言える機会としてはすごく良い
面談前は会社が復職できるかを判断するために、厳しい質問が来るんじゃないかと思っていました。なのでものすごく憂鬱でしたし、考えるだけで少し嫌な気分になっていました。
ただ、面談後はなぜか気持ちが少し晴れやかになりました。緊張から解放されたのもあると思いますが自分が苦しかったことや何にストレスを感じていたのかしっかり伝えれたことによる安堵感みたいなものが多かったような気がします。
②産業医の立場は強くない
産業医の方から会社(上司)側に自分の希望等を伝達してもらいます。しかし、その際の産業医の姿勢がかなり低姿勢で、頼み込むような形でした。また、その他言葉の節々から自分を思いやって発言しているというよりは、「自分がこんなこと言っているがどうでしょうか」というようなお伺いと立てるような感じでした。
会社から雇用されている産業医なので、やはり会社側の立場のほうが上なんだなとそこで感じました。休職者側から見ると産業医は、我々労働者の強い味方なのかと思っていました。しかしそうとは言い切れないんだなと思いました。そうなると、自分の味方は自分(もしくは家族)しかおらず、自分のことを本当に守れるのは自分だけだなと感じました。
最後に
今回は産業医面談の体験談について記事を書きました。他にも下記内容で記事を書いたりしていますので、気になったものがあればご覧いただけると幸いです。